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環境都市工学プログラム

 豊田工業高等専門学校本科の環境都市工学科における第4年次、第5年次の2年間、ならびに専攻科の2年間における教育を通じて行う教育プログラムを環境都市工学プログラムと名付けました。同時に、入学以降第3年次までの教育も、その学習・教育到達目標を達成するための基礎的な教育課程と位置づけています。

 
学習・教育到達目標

 本教育プログラムの学習・教育到達目標は別途示してありますが、これは、どのような資質を持った学生を本校専攻科(環境都市工学系)の修了生として社会に送るかを示したものです。本学科の卒業生のうち、このコースの前半を履修した卒業生にあっても、この目標に示す一定の基礎的な知識、あるいは創造性を身につけた実践的な技術者として社会に送り出そうとするものです。

 
環境都市工学プログラムの目指す技術者像

 本教育プログラムの目指すところは、履修生諸君が人間活動の場である社会と自然生態系との係わりの中で、持続可能で快適な生活空間を創造する能力を身につけた技術者(シビルエンジニア)へと育っていくことにあり、「確かな基礎知識を持ち社会の変化と要請に応える高い課題設定・解決能力を備えた実践的・創造的技術者」に成ることを目指しています。
 21世紀の我国、そして国際社会において今まで以上に真の実力を備えた技術者が望まれています。具体的に言えば、地球規模での環境問題が認識でき、人間の生活を支える道路・鉄道・上水道などの社会基盤施設の建設に必要な基礎知識と実践的技術を身に付けていること。また、現代社会のニ-ズに応え、調査、計画、設計、建設、維持管理に関する基礎的な知識・技術だけではなく持続可能な循環型社会の構築を目指した環境アセスメントやリサイクル技術などを身につけていること。さらに、技術科学の知識だけでなく、文化や歴史にも理解を深めて、技術者としての誇りと倫理観を持たなくてはなりません。本教育プログラムの学習・教育到達目標を達成していくことにより、これら次世代を担う技術者に求められる実力が自ずと備わっていくのです。

 別項に掲げるプログラム修了に必要なコア科目は、終了時点で、これらの力をしっかりと身につけているかを問われることになります。同時に、修了後に常に新しい事柄に挑戦し続けているかどうかが問われることにもなります。そのため、それぞれの授業が何をどこまで目指したものか(達成目標)、その評価はどのように行うのかをシラバスに明示しています。環境都市工学プログラムを履修する学生諸君は、この点を良く認識して、勉学・研究に臨んでください。

 
 
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